ArtNote/作家/中村富栄
ARTIST

中村富栄

1925 – 1993日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 中村富栄の生涯 1925–1993

中村富栄(1925–1993)は戦後・昭和期に活動した漆芸の作家・工芸デザイナー。確たる伝記は限られるが、複数の独立した資料が生没年を裏づける。東京国立近代美術館(国立工芸館)に生没年を1925–1993とする作家記録があり、没後の作品集『中村富栄漆工芸作品集 1925–1993』が1998年に高岡短期大学から刊行されており、漆器の名産地で、1980年代からは工芸・工業デザイン教育の拠点でもあった富山県高岡との結びつきが記録される。漆芸を手がけ、漆の鉢『呂色潤鉢』や縄胎の大皿『縄胎漆大皿』などが東京国立近代美術館(国立工芸館)に収蔵されている。1959〜60年頃に近代の工芸デザインを推進するために設けられたクラフト・センター・ジャパンの機関誌『クラフト』(第21号、1968年)に、佐藤潤四郎ら他の工芸・デザインの人々とともに文章を寄せており、伝統的な漆工と近代の工業デザインを結ぶ戦後の動きに関わっていたことがうかがえる。出身地・師・受賞などのそれ以上の裏づけは得られていない。

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