ArtNote/作家/佐々木裕久
ARTIST

佐々木裕久

1942 – 2002日本 出身日本
1876191419511989現在
■ 佐々木裕久の生涯 1942–2002

佐々木裕久(1942–2002)は日本画家。1942年、当時日本の統治下だった樺太(サハリン)に生まれ、太平洋戦争の終結後に一家が秋田県角館町(現・仙北市)へ引き揚げて、以後そこを拠点とした。東京の多摩美術大学で日本画を学んだ。卒業後は新制作協会展に出品し、のちに在野の日本画の団体・創画会にも活動を広げた。幼少期に体験した樺太の厳しい寒さと闇の記憶から、その感覚を呼び起こす深い黒に取り憑かれ、植物・鳥・天体などを主題に、生命の根源を問う作を作り続けた。画面に色を塗り重ねて黒で覆い、水を含ませた筆で黒を『研ぐ』ように洗い落として下の形を現す独特の技法を編み出し、幻想的で夢幻的な効果を生んで日本画壇で高く評価された。作品は東京国立近代美術館に収蔵され、秋田県立近代美術館も所蔵して、2022年に回顧展『没後20年 佐々木裕久展 闇を研ぐ 思考の舞』を開いた。個々の受賞や網羅的な代表作の一覧は完全には確認できない。

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