ArtNote/作家/其阿弥赫土
ARTIST

其阿弥赫土

1925 – 2019日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 其阿弥赫土の生涯 1925–2019

其阿弥赫土(1925–2019)は広島県呉市生まれの日本画家で、生涯の多くを同地に置き、地域の日本画壇の中心的存在となった。東京美術学校(東京藝術大学の前身)の日本画科に学んだが、太平洋戦争で学徒兵として召集され、卒業前に離れた。戦後は郷里に戻り、教員をしながら制作を続けた。1949年の第1回広島県美術展で知事賞を受け、翌年も同賞を重ねて初期の評価を得た。1957年に教職を辞して制作に専念し、以後六年を京都・奈良で過ごして日本の古典絵画の研究を深めた。1950〜60年代は新制作協会の日本画部に出品して受賞を重ねたが、1970年代以降は東京中心の画壇から距離を置き、郷里を拠点に独立した道を歩んだ。自然の現象や日本の寺社を、幽玄(かすかで神秘的な美)の瞑想的な世界へと、東洋的な感性で表す独自の作風を築いた。広島県文化賞や中国文化賞を受け、広島県日本画協会の名誉会長を務めた。没後、呉の近くに、自然光と柱のない室内で大作を見せる其阿弥赫土美術館が設けられ、その日本画を常設で展示している。

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