ArtNote/作家/吉田醇一郎
ARTIST

吉田醇一郎

1898 – 1969日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 吉田醇一郎の生涯 1898–1969

吉田醇一郎(1898年1月15日–1969年12月23日)は主に東京で活動した漆芸家(漆・蒔絵の作家)。新潟県西蒲原郡に生まれ、地元での早い時期の学びを終えて1911年ごろ上京した。東京ではじめ日本画を学んだのち漆芸に転じ、当時の主要な工芸の一群に連なる漆芸家に学んだ(師として日本画の師と漆芸の先達の名が伝わるが、正確な読みと人物の同定は資料で不確かである)。主に官展系の場で経歴を築き、戦前の文展・帝展の後身の新文展とその戦後の継続である日展に出品し、漆芸の作で二度の特選を受けた。日展の組織のなかで着実に地歩を固め、1952年から幹事、1960年に会員、1962年に評議員となり、1964年の日展工芸部の審査員を務めた。二十世紀半ばの日本の漆芸と日展工芸部において、機関に認められた確立した存在といえるが、この出品記録の外で広く美術史的に名を知られたわけではなく、個々の代表作の詳しい記述は資料に乏しい。1969年、東京・練馬区の自宅で心不全のため71歳で没した。単一の人名・訃報の記録を超える裏づけが得られないため、師の同定や代表作の題名など一部は暫定とすべきである。

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