ArtNote/作家/日本版画倶楽部
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日本版画倶楽部

日本 出身日本

日本版画倶楽部は個人ではなく、日本初の創作版画の団体とされる美術家の集まりである。1916年(大正5)に東京で、三人の版画家——長谷川潔(1891–1980)・永瀬義郎(1891–1978)・広島晃甫(広島新太郎、1889–1951)——が結成した。第1回展は東京・神田の万世橋倶楽部で開かれ、永瀬義郎はこの初回に木版画「抱擁」を出品したと伝わる。会の結成は、共同のうえに成る浮世絵やのちの新版画の制作の仕組みとは対照的に、一人の作家が自ら着想し・彫り・摺る(自画・自刻・自摺)という創作版画運動の理想を映した。日本版画倶楽部は短命だったとみられ、その会員はより広い創作版画運動の中心的な存在となった。長谷川潔はのちにパリへ移り(1918年から)、銅版画家として国際的に名を知られ、永瀬義郎は日本で版画家・美術理論の著述家として活動を続けた。日本版画倶楽部は、より機関として重要な日本創作版画協会(1918年創立)や、のちの日本版画協会(1931年創立)に先立ち、それらとは別だが、二十世紀初頭の日本での創作版画運動の確立の重要な先駆の団体としてしばしば挙げられる。後年の活動・その後の展覧会・解散の正確な時期は、入手できる資料では確認できなかった。

美術運動

創作版画
大正

自画・自刻・自摺を旨とした日本の版画運動

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日本版画倶楽部から広がる系譜

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