ArtNote/作家/村井督侍
ARTIST

村井督侍

日本 出身日本

村井督侍は東京で活動した写真家で、1960年代初めの前衛の集団ハイレッド・センターの活動を記録したことで最もよく知られる。個人の伝記の資料はごく薄く、生没年を1932–2005年とする参照資料もあるが、一次的な美術館・アーカイブの記録では独立に裏づけられないため、慎重に扱うべきである。村井の歴史上の意義はほぼ一つの仕事に懸かる。1962年12月に、まもなくハイレッド・センター(高松次郎・赤瀬川原平・中西夏之による集団)と名づけられる作家たちが、東京の山手線の車内・ホームで密かに催した「山手線事件」(山手線フェスティバル)の写真の記録である。村井のゼラチン・シルバー・プリントは、中西夏之が背広姿で「コンパクト・オブジェ」を車内に持ち込み、のちにホームで白塗りを施す様子と、当惑する乗客の反応を捉えた。これらは、日本の戦後のパフォーマンス/ハプニングのこの画期的な出来事の第一級の視覚の記録の一つである。村井の山手線の写真の組(2019年のラムダ・プリントの版などの後年の再プリントを含む)は、東京国立近代美術館(MOMAT)、府中市美術館、東京都現代美術館に所蔵される。この資料に捧げた2019年の展覧会「村井督侍 山手線事件 記録写真」が東京のギャラリー川船で開かれた。この仕事を超える、学歴・師・ほかの展覧会・受賞などの伝記は、あたった資料では確認できなかった。

作品例

山手線事件 記録写真
写真
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