ArtNote/作家/東京漫画会
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東京漫画会

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東京漫画会は個人ではなく、漫画家の集団である。1915年(大正4)に東京で興り、日本初の組織された漫画家の団体とされ、主に東京の主要な新聞に勤める政治・諷刺の漫画家によって作られた。東京朝日新聞の漫画家で、彫刻家・岡本太郎の父でもある岡本一平が、集団の中心にして事実上の指導者とされる。ほかの中核の会員には、近代日本漫画の父ともいわれる北澤楽天、下川凹天、池部鈞、近藤浩一路、宍戸左行、小川治平、宮尾しげを、森島直三ら、競う各社の紙面の描き手がいた。1920年ごろには十四名ほどになった。活動は、漫画家どうしの結束を強め、職業の社会的地位を高めることを軸に、主に毎年の「漫画祭」や「漫画展覧会」を通じて行われ、その様子は各人の紙面でしばしば愉快に報じられた。合作の写生の巻物や、松島・金華山への旅の漫画の記録なども作った。帝国ホテルと箱根で第十回の漫画祭を開いたのち、1923年3月に解散・改組して日本漫画会となり、同様の活動を続けた。作家の集団であって個人ではないため、生没年はあてはまらず、初期近代の日本の漫画の社会史の事例として研究の対象となってきた。

東京漫画会から広がる系譜

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