ArtNote/作家/橘田尚之
ARTIST

橘田尚之

1947 – 日本 出身日本
1876191419511989現在
■ 橘田尚之の生涯 1947–2026(存命)

橘田尚之(1947年生)は、絵画とも彫刻とも括りにくいやり方で、素描・彫刻・ミクストメディアのオブジェにまたがって制作する美術家。東京藝術大学で絵画を学んだ。出品歴は少なくとも1969年、山梨県民会館でのグループ展「細胞連合」に遡り、1973年以降は東京のときわ画廊・ルナミ画廊・ギャラリー椿・ギャラリー21+葉(のちのギャラリー21yo-j)・ギャラリー檜などで個展を開き、2010〜20年代まで続けた。初期は紙を支持体に、かなの文字のスタンプを列に押したり、紙の厚みの盛り上がった縁をローラーで転写したりして繊細な線の跡を作った。1980年ごろから薄いアルミの板を取り入れ、複雑に切り折った形をつなぎ、酸化させたアルミの表面の腐食で水しぶきのような流動的な文様を生み、のちの作はしばしば紙への鉛筆の素描に酸化アルミを埋め込んで、純粋な平面でも完全な立体でもない混成のオブジェを作る。現代の人の生のありようを主題にしつつ、既成の美術の慣習から意図して外れる。東京のギャラリー21yo-j で継続して個展を開き(2016・2018・2020・2022年など、「基層と媒質」「反射光を浴びて」を含む)、2019年には山梨県笛吹市のiGallery DC の「Old but GOLD」Vol.2(60歳以上の山梨ゆかりの現役作家を紹介する企画)に取り上げられ、山梨との縁をうかがわせる。確かな没年は見あたらず、大きな受賞の記録も確認できず、生地や詳しい伝記はアクセスできる資料では薄い。

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