ArtNote/作家/藤代松雄
ARTIST

藤代松雄

1914 – 2004日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 藤代松雄の生涯 1914–2004

藤代松雄(1914–2004)は、1996年に日本刀の研磨(刀剣研磨)の技で重要無形文化財の保持者(いわゆる人間国宝)に認定された研師(とぎし)。日本において刀剣研磨は、漆・陶芸・染織の名手と同じ国宝の枠組みで顕彰される、他の伝統的な工芸・美術に比しうる地位を占めるため、通常の意味の画家・版画家ではないが、日本の美術史の一人として本項に含める。1914年4月21日、東京・神田に、職業の研師・藤代福太郎の三男に生まれた。1927年に父のもとで修行を始め、刀剣の鑑定・研究の戦前の第一人者で、刀の地・刃文を写真で記録・目録する独特の方法を編み出した兄・藤代義雄(1902–1945)にも導かれた。兄の早い死の後、松雄は家の出版の仕事を継ぎ広げて、1951年から刀の細部を精緻な写真の技で記録する「名刀図鑑」を刊行し、戦後の刀剣の研究・鑑賞に大きく寄与した。1961年には、兄が1937年に編んだ「日本刀工事典」の改訂版を刊行した。目立つ研磨の仕事に、日光二荒山神社の重要文化財の薙刀「祢々切丸」の研磨(1955年)がある。1996年に刀剣研磨で重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定された。2004年6月12日、90歳で没した。出品歴・栄誉の全容・受けた叙勲の正確な範囲などは、資料間で十分には照合できず、経歴の一部は記録が不完全である。

作品例

名刀図鑑
刀剣研磨
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