ArtNote/作家/藤野一友
ARTIST

藤野一友

Kazutomo Fujino
1928 – 1980日本 出身日本
1850189419381982現在
■ 藤野一友の生涯 1928–1980

藤野一友(1928–1980)は、シュルレアリスムに根ざした緻密な幻想絵画で知られる画家。1928年に東京に生まれ、慶應義塾大学に入るが中退し、文化学院で洋画家・村井正誠に学んだ。1951年頃、文化学院で写真コラージュの作家・岡上淑子(1928年生まれ)と出会い、二人は1957年に結婚し67年に離婚した。1951年に二科展でデビューし、以後、生涯にわたり二科会を主な発表の場とし、64年に同会の会員となった。ダリやデ・キリコのデペイズマンの手法に多くを負い、古典神話や西洋の古典絵画の図像を、不気味で夢幻的な情景へと組み替え、抑圧された欲望を体現する謎めいた女性像をしばしば中心に据えた。1960年代の代表作に『Ledaのアレルギー』『卵を運ぶ天使』などがある。絵画のほか、舞台美術・演出、装丁、挿絵、詩、小説、映画と幅広い媒体で活動した。中川彩子の筆名で雑誌『裏窓』『風俗奇譚』などに挿絵を寄せ、この筆名の方が知られた面もあった。1965年に病を得て、長い闘病ののち1980年に没した。

美術運動

シュルレアリスム
1950〜60年代

夢や無意識を手がかりに、現実を超えた不思議な像を描く前衛美術の運動。

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