ArtNote/作家/魚住誠一
ARTIST

魚住誠一

1894 – 1950日本 出身日本
18501888192519632000
■ 魚住誠一の生涯 1894–1950

魚住誠一(1894–1950)は大正・昭和初期に活動したアマチュアの写真家。国立国会図書館の典拠記録や三重県立美術館(津市)に連なる情報によれば、1894年、三重県松阪市日野の菓子商の家に生まれ、1950年に没した。大正期に写真を始め、当時の日本のピクトリアリスムのアマチュア写真家に、絵画的で質感のある肌合いから好まれた手仕事の技・ブロモイル(ブロモイル、油性の顔料転写の印画)の技の巧みさで知られた。写真は、印象派風の感性の風景の構成のほか、丁寧に組んだ静物の主題にも及んだと伝わり、1910〜30年代にカメラクラブの間で栄え、ブロモイルやゴム印画などの暗室の技を通じて写真を美術の域へ高めようとした、日本の広いアマチュアの「芸術写真(芸術写真)」の運動のなかに彼を位置づける。三重県立美術館は、そのプリントの寄贈を受けてその写真の記念の展覧会を開いており、まとまった作が同館の収蔵に保たれることを示す。これらの事実を超える、具体的な師・クラブへの所属・出品歴・受賞などの詳しい情報は、あたった二次資料では裏づけられず、明治〜昭和の主要な作家に見られる標準的な伝記の枠組み(学歴・師・受賞の記録)は、アクセスできる資料では記録されないため、本項は、三重県立美術館の寄贈作の図録などを通じたさらなる資料の調査を待つ、暫定的な素描として読むべきである。

美術運動

芸術写真
大正・昭和

絵画的な表現を志向したピクトリアリスムの写真

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