ArtNote/作家/麻生花児
ARTIST

麻生花児

1936 – 2006日本 出身日本 / アメリカ
1850189419381982現在
■ 麻生花児の生涯 1936–2006

麻生花児(ローマ字表記「Kaji Aso」、1936–2006年3月11日)は、主にアメリカで活動した日本生まれの画家・版画家。1936年、東京に生まれ、東京藝術大学(東京藝大)で絵画の学士、版画の修士を得た。1967年、マサチューセッツ州ボストンへ移り、そこで画歴の核を築いた。ボストン美術館付属の学校(School of the Museum of Fine Arts, Boston)の教員となって教授に上り、およそ三十年(1967/71年ごろ〜2000年)にわたり油彩・水彩・日本の筆の技を教えた。1972年にボストンに「麻生花児スタジオ(Kaji Aso Studio、芸術の学び舎)」を興し、視覚芸術の指導に音楽・詩・哲学・演劇・日本の茶の湯を結んだ。ボストン初とされる日本の茶室も設計・建設し、その茶の亭主も務めた。東京国立近代美術館(MOMAT)の収蔵品データベースに記録され、日本の主流の戦後の美術団体(団体)の外でおおむね活動したが、その世代の日本の作家としての地歩を示す。絵・版画は、東京国立近代美術館、ニューヨーク近代美術館、ボストン美術館、日本の総理大臣公邸、イタリア・ロシア(モスクワのプーシキン美術館)の美術館などの公立・機関の収蔵に入った。作十三点が日本で「国有財産」として登録され高い芸術の栄誉とされるとする資料もあるが、これは作家に連なる資料の外では独立に裏づけられなかった。絵画のほか、詩人・歌手・マラソン走者・長距離のカヤックの漕ぎ手としても知られた。2006年3月11日、病のためボストンで没した。

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